どろんこ遊びをしたのは、いつですか?
どろんこ遊びって本来とっても単純な遊び
後先なんて考えてはいけない
そこにどろんこがあるから遊ぶ
そんなようなものなのですが、保育園でするとなると実はいろいろな条件が揃わないとできない遊びなんです。
それでも、お母さんがするのはなかなかの勇気がいりますよね。
なにより、どろんこ遊びはみんな共犯だから楽しさ倍増!
まず、なるべく園から近い公園で実施すること
その公園にしっかりした水たまりができるのはけっこうな雨の翌日
そして、その日は晴れた温かな日であることが実施日の条件です。
体が冷えやすい乳幼児さんたち、寒い日や風の強い日にはできないのです。
すると、狙い目は小春日和の3月頃~10月頃の半年間が勝負!
また、子どもたちがみんな元気でいることも条件です。
保育園てあそぶところだからその日暮らしの気分でいいんじゃない?とか思われるかもしれませんが、案外計画遵守。
すべて年間計画、月間計画、日案というように計画をもってすすめていくものなのです。
が、アマナは時折行き当たりばったり。
水たまりができる日は計画できないので、どろんこ遊びはその日の朝に決定→実行なのです。
そして、なによりご理解のある保護者さんたちがいてくれること。
この大量の泥汚れの服と靴を、忙しい皆さんにお渡しするなんて、心が痛まないわけがありません。
でも、保育者たちも「いくらでも水洗いならするので!泥遊び、やりましょう!!」という強者揃い。
どろんどろんの靴も服も帽子も、冷たい水で全部きれいに予洗いしておいてくれるのです。
もうやるしかありませんよね。
ここまでしても、この時期にどろんこ遊びをやらせてあげたい!
どろんこ遊びの重要性を彼女たちは熟知しているということ。
このご時世、衛生面や健康面、後処理などの理由から、保護者さんからどろんこ遊びが猛反対されできなくなってしまった園
すべての条件は整っているのに、保育士たちがやりたがらない園
園長がどろんこ遊び反対派で実施できない園
施設長研修なんかに行くと、それぞれのいろんな園の現状を聞きます
あぁ、きっとオトナがどろんこ遊びを知らないんだな
どろんこ遊びがどれだけ楽しいか
人生の大切なことは、どろんこ遊びが教えてくれることを
知らないんだな
きっと、その園の子どもたちも一生どろんこ遊びを知らないままに大きくなるんだろうな
私は思うんです
泥んこ遊びができるって素晴らしいこと☆
アマナでは汚れることが優等生
人生で今しかできないんだよ
後先考えず、どろんどろんになれることなんて、今だけだよ!
「こんなに服を汚したらお母さんに怒られる」
「着替えないのに、どうしよう」
「お友達のお洋服にどろかけちゃった」
「あ、ちょっとだけどろなめちゃった」
でも、一度どろだらけになったら分かります
あぁ、もうなんでもいいや、って
なるんです
本当に、ただただ笑えてくるのです
汚れれば汚れるほど、お友達と大笑いです
そして、泥の気持ちよさを味わうように全身こすりつける
手からすり抜ける泥水が美味しそうな気さえする
地球と繋がるって、とにかく気持ちいいよね
微生物と仲良くなるって、なんだか胸の奥の方がほわほわなるよね
これぞどろマジック☆
私はまだまだ遊び足らず、実家の田植えはどろんこ祭りで大はしゃぎしてます(笑)
そして、私は虎視眈々と週間天気予報と公園の水たまりをチェックするのです。
園長