保育園の先生の試練のひとつに、虫、がある。
昆虫類がどうってことない先生にしたら、かわいい子どもたちが小さな手に握りしめる団子虫だってかわいいと思えるけれど
虫が苦手な先生は、おしりのポケットいっぱいの団子虫にドーンと引いている。
実はピアノが苦手ですって保育士さんも案外多いけど、虫が苦手な人も多いんだよね。
セミの抜け殻がギリギリ許容範囲で、夏のお散歩はセミが飛んでくるたびに雄叫びあげちゃうんです、って保育士さん、コモドのメンバーさんでもいらっしゃいます(笑)
それで、この間、面白かった事件がありまして・・
コロナ感染予防で登園する子どもたちも少なかった連休明け、久しぶりに登園してくる虫が大好きな男児のために、ある先生が公園で団子虫をたくさん収集して虫ケースに入れて帰ってきたんです。
「第4公園は団子虫がたくさんいますね~♪」
と、嬉しそうに見せてくれたケースにいるのは・・・
「んん??これって・・・」
「うん、団子虫じゃなくて、便所虫だよねぇ」
大量の便所虫が忙しそうにケースの中を走り回っていました。
確かに、一見すると分からないくらい、便所虫と団子虫は似てるんです!!
Googleで検索すると、「ダンゴムシ 便所虫 違い」とかでてくるでてくる(笑)
きっと同じように間違う人がいるんでしょうね。
↑ダンゴムシ
↑便所虫
便所虫の正式名称は「ワラジムシ」
地方によって、オシッコムシとか便所虫とかいいますね。
昔は田舎の便所は外にあって、よくその周辺に生息してるから、便所虫なんて呼ばれちゃうんでしょうね。
見た目がとっても似てますが、色つやや触覚、足とよく見ると違いは一目瞭然
あと、簡単な見分け方は
刺激を与えて丸くなったら団子虫、丸くならないのが便所虫
逃げ遅れるのが団子虫、逃げ足が速いのが便所虫
なので、便所虫を捕まえるのはけっこう難儀なこと
これだけたくさん捕まえようと思ったら、きっと彼女はかなり公園で粘ったんだろうな・・
だけども、便所虫(笑)
ふたたび、公園に行って便所虫はリリース
かわいい子どもたちのために団子虫を探しにいきましたとさ。
早くコロナが終息して、また子どもたちが全員そろったら、みんなでたくさん団子虫を探しにいこうね!!
↑そこに坂があるから、登るんだ!!の勢いでずんずん突き進む1歳児たち
ズボンのポケットに大量の団子虫を詰め込んで、ほぼ死んじゃうんだけど、そのまま洗濯機で回しちゃって洗濯槽が団子虫の破片だらけになる、は男の子あるあるだったりします(〃▽〃)
団子虫が木の棒になって、ガチャになって、マンガの単行本だったり、ゲームのアイテムだったり・・
いくつになっても男の子の収集癖って、ねぇ♡
園長