たいふうがくる

今月の避難訓練は台風時の対策をしました。

これから台風の季節到来です。
さっそくお盆にも大型台風が接近して、大雨暴風警報の中、登園した園児たちもいました。

川西市でも萩原台の丘にあるアマナでは、浸水や土砂災害の危険はありませんが、坂の上から勢いよく流れてくる雨水で園の横の道路が川のようになったり、天井から雨漏りがしたりしました。

台風時の当然の停電や、雷や暴風雨を想定して、朝の会の途中にはじめました。

今は便利ですね。
YouTubeで台風の音源を探して、iPhoneで最大音量で流して、台風の雰囲気を出そうと準備していると

「パラ、パラ、パラパラ・・・」

あれ?もしかして雨?

一気に外が暗くなり、大きな雨粒の音が響きます。
しばらくすると

「ザァーーーーーーーーーッ!!!!」

天気予報も追いつかない、まさかのゲリラ豪雨がタイミングよくやってきました。
というわけで、iPhoneの台風効果音はあまり効果もなく、外の大雨の音に助けられ子どもたちは落ち着かなくなってきました。

そして、一気に電気を消して停電。

「わぁーーー!!」

暗くなった園内。
子どもたちは先生のもとへ集まります

泣き出す子、先生にしがみつく子、膝の上に座る子

よく見るとそれはみんな最年長の2歳児さんたち
0歳児、1歳児たちは真ん中でちょこんと座って「え?なになに?どした?」とキョロキョロ様子を伺っています

これまでに台風を何度も経験している2歳児たち
昨年はゲリラ豪雨に台風に異常気象が続いたので、もしかしたら停電も覚えているのかな

経験しているからこそ、知っているからこそ、怖いという恐怖感があるんですよね

それでも、ちゃんと落ち着いて先生の声を聞いて落ち着く園時たち
しばらくして、電気が着くと安心した様子で笑顔がでてきました

 

みんなにはちょっと難しいかもしれない絵本だけど
「たいふうがくる」を読んでくれました

挿絵も白黒で、ちょっとドキドキしちゃうような絵本だけど
みんな真剣に、最初から最後までじーーーっと聞き入っていました

毎月している訓練は、ポーズや保育計画の中でしているのではなく、本当にそうなったらどうしよう?!
あれが足りない、これが困る、こうなったらどうする、という保育士たちのシュミレーションです。

そして、園児たちも擬似体験をしておくこと
それがとても大事だと思っています。

ある被災地でも、しっかりとした避難訓練を実施していたかどうかで明暗を分けたという情報も多く、さらに気を引き締めて毎月の訓練を実施したいきたいと思いました。

 

さぁ、まだ外は大雨が続きますが、朝の会の続きをしましょう♪

すると雨はピタリとやんで一気に晴れ間が顔を出しました。
なんとまぁ、タイミング良すぎる自然の演出、ありがたい!

このあと、気分を入れ替えてプールでおおはしゃぎしました。

 

園長